高感度かつ高安定なVHH抗体スクリーニングサービス
体外診断用医薬品やPOCTなどの検査キット開発において抗体の安定性不足や製造コストの高さに悩んでいませんか。従来のIgG抗体では実現できなかった熱やpHへの高い耐性と微小エピトープへのアクセスをEMEのVHH抗体が実現します。診断薬の精度向上を目指し、VHH抗体の最適ペアの探索、既存抗体とのペアリングも可能です。VHH抗体を用いた革新的な診断薬開発を支援いたします。
1. 診断薬開発におけるVHH抗体の優位性
高い安定性と優れた認識能による「診断精度の向上」
分子量が小さく頑丈な構造のため、熱やpHの変化に極めて安定です。通常の抗体では届かない標的の凹んだ隙間にも結合できるため、微量なバイオマーカーや病原体を高精度に検出できます。
柔軟でスピーディーな「最適な抗体ペアの構築」
診断薬(イムノクロマトなど)に不可欠な「抗体の最適な組み合わせ」を条件に組み込んだスクリーニングも実施可能です。新規VHH抗体同士だけでなく、お客様が既存でお持ちの抗体(IgG等)とのクロス・ペアリングにも柔軟に対応します。
試験管内(in vitro)選択による「迅速な診断薬開発」
動物免疫に依存しない独自のcDNAディスプレイ技術により、目的の抗体を短期間で取得可能です。新興感染症の流行時など、緊急性と迅速性が求められる局面でも、高精度な診断試薬をスピーディーに市場へ提供するための支援をいたします。
微生物発現系による「低コスト化と大量生産」
構造がシンプルなVHHは、大腸菌や酵母などの安価な微生物発現系で効率よく大量生産が可能です。ロット間差も少なく、従来の哺乳類細胞を用いる抗体と比較して、診断薬の製造原価を大幅に圧縮できます。
2. サービス内容と基本パッケージフロー
VHH抗体スクリーニングプラットフォーム “The Month”を適用し、お客様からご提供いただいたターゲットタンパク質に対する結合性VHH抗体候補を迅速に取得いたします。
- Step1 スクリーニング 3週間
- Step2 VHH配列解析 1週間
- Step3 VHH発現と精製 2週間
- Step4 親和性評価 1週間
オプションサービス
基本パッケージに加えお客様の開発目的に応じた多様なオプションをご用意しています。
- ペアリング検討
- 適正評価(サンドイッチELISA、イムノクロマト等)
- 検査キット向けVHH抗体の最適化・高感度化
- 熱安定性/凝集特性評価
- 有体物提供
- 抗体配列権利譲渡
3. 提供可能な成果物
スクリーニングおよび評価完了後以下の成果物とレポートを納品いたします。開発の次のフェーズへスムーズに移行できるよう高品質なデータセットを提供します。
- 評価用VHH抗体サンプル
- 精製済みVHH抗体をご提供可能です(数百µg~数mg)。お手元ですぐにアッセイ系の構築や機能評価試験を実施していただけます。
- 評価データ
- VHH抗体の結合親和性評価、熱安定性評価、各種適正評価の解析結果報告書を提出します。親和性や特異性を客観的数値で確認できるため迅速な意思決定を支援します。
- VHH抗体配列情報
- スクリーニングで取得したヒットクローンの抗体配列データを納品します。特許出願や自社での追加エンジニアリングにそのままご活用いただけます。
ご予算に応じて、スクリーニングフローの段階的なご契約、成果物の選択が可能となっておりますので、お気軽にご相談ください。
4. よくあるご質問
- 診断薬の製造コストを下げるためにVHHへの置き換えを検討していますが、量産は容易ですか?VHHは、大腸菌などの微生物発現系で容易かつ安価に大量生産が可能です。哺乳類細胞培養を必要とする従来抗体と比較して、製造コストと期間を大幅に削減できるため、体外診断用医薬品の原価低減に非常に有効です。
- 既存のIgG抗体と同程度かそれ以上の感度を持たせることは可能でしょうか。はい、可能です。VHHは単量体ではIgGと異なる特性を示しますが、多価化やFc融合、最適なペア選択などの分子設計により、高感度な診断系の構築が可能です。用途に応じた最適なフォーマットをご提案いたします。
- ELISAやラテラルフロー診断薬向けの抗体取得も可能ですか?サンドイッチELISAやイムノクロマト法など、診断用途に適した抗体ペアの取得・評価にも対応しております。
5.お問合せと資料請求
EMEは抗体取得をゴールとは考えていません。
診断薬として求められる感度、特異性、測定性能を見据え、バイオマーカーの価値を最大限に引き出す抗体創出を目指し、基礎研究段階から診断薬開発まで、お客様の研究開発に伴走します。