2019.10.21

第1回コラム

1953年にDNA二重ラセン構造が提唱さあれ、塩基配列が遺伝情報を担っていることが説明された。その後、分子生物学は目覚ましい発展を遂げ、遺伝子組換え技術などバイオテクノロジーによって画期的なバイオ医薬品が次々に誕生した。2018年の日本のバイオ医薬品の市場は約1兆4500億円に達し、そしてその62%は抗体医薬品です。今後もバイオ医薬品は通常の医薬品の倍近い市場成長率を示すことが予想されています。そして、核酸医薬品、細胞治療、遺伝子治療といった新しいモダリティの市場もいよいよ台頭してきました。バイオ医薬品の開発は、様々な研究領域の革新技術を複合的に組み合わせた製品・製剤の設計がカギとなる時代に入っています。筆者は1983年よりバイオ医薬品の研究開発に従事し、顆粒球コロニー刺激因子やヒト化IL-6受容体抗体を創薬し、いわばバイオ医薬品の歴史とともに歩んで来ました。このコラムでは、今後ますます革新的医薬品に貢献するバイオ医薬品の展望など概説して行きます。

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