科学技術顧問

伏見 譲

埼玉大学名誉教授、科学技術振興機構先端計測開発統括

分子生物物理学、進化分子工学、バイオ計測、情報進化学

伏見 譲
1965東大理・物理卒、1969同博士課程中退し同物理教室助手(和田昭允研、オリゴヌクレオチド/DNA/ポリペプチド/蛋白質の熱変性/再生の速度論)、1976埼玉大に移り、fdファージの実験分子進化の研究を開始。SpiegelmanのRNAの試験管内ダーウィン進化実験(1967)の進化対象を、DNA+蛋白質にレベルアップすることを狙ったもの。1982ウイルスを作業レプリコンとする進化リアクター・セルスタットを公表。1985西独Max-Planck生物物理化学研究所M.Eigen研の客員研究員。前年彼が提唱したRNA複製に基づく進化分子工学を学ぶと共に、埼玉大が提唱したファージ増殖に基づく進化蛋白質工学を実現するためのセルスタット2号機を製作(現在、ドイツ博物館ボン新館に収納・展示)。帰国後、PCRの発明に衝撃を受け、セルスタットの全構成要素をin vitro化する(ファージ増殖→PCR増殖、fdファージ→mRNA -新生蛋白質結合体)ことを企画。共同研究者と共に、後者をin vitro virusと名付け開発し、また、蛋白質の試験管内進化理論(分子進化の構成的原理、適応度地形解析法、適応歩行理論)を発展させる。2003-2013埼玉県埼玉バイオプロジェクト「高速分子進化」研究統括。
中井 淳一

東北大学大学院歯学研究科口腔生理学分野

分子生理学、神経生理学

中井 淳一
医学部を卒業後、内科医として勤務したのち大学院に進学、大学院卒業後研究者の道に進み分子生物学、電気生理学、生理学の分野で研究を行っています。2001年に緑色蛍光タンパク質(GFP)の遺伝子を改変して、カルシウムイオンに反応する蛍光カルシウムセンサー分子(G-CaMP)を開発しました。開発したG-CaMPをモデル動物に応用し、筋肉細胞や神経細胞などの活動に伴う細胞内のカルシウムイオン動態を動物の体内(in vivo)で蛍光イメージングにより計測し、細胞機能を明らかにする研究を行っております。
EMEへは医学的な立場からの助言をいたしております。また、分子生物学的、電気生理学的、生理学的な観点からEMEの研究開発に対する助言をしております。
久保 泰

東京大学大学院新領域創成科学研究科

分子神経・細胞生理学、ペプチド・タンパク質工学

久保 泰
大学の研究室に配属されて、私の最初の研究テーマは生体高分子の相互作用の物理化学的な研究でした。その後、もう少し生物学的な側面から生命基盤に迫りたくて医学部大学院に進み、酵素学、ペプチド化学、分子生物学・生理学の修行を受けました。この間は週休「半日」という厳しい鍛錬期間でしたが、研究に対する基本的な姿勢を学びました。大学、米国留学、財団法人研究所、生命工学工業技術研究所(改組後 産業技術総合研究所)で研究を行い、2020年に退職。現在、東京大学で特任研究員として細々と研究を続けさせてもらっています。10年ほど前に、天然の生理活性ペプチドの研究の延長から試験管内進化の領域に入り込みました。これには根本社長との共同研究が大きなきっかけになりました。それ以来、この領域にどっぷり浸かることになりました。新たなものを創造する愉しみに加え、社会への還元の可能性も意識できるところがいいです。何十億年という長い歳月をかけて創り上げられてきた生命の仕組みや創造物の美しさに畏敬の念をいだきつつも、それにちょっと近づき、ひょっとしたら超えられるかも…、という不敬な気持ちになることが最近あります。EMEの皆様とこのような気持ちが共有できると嬉しいです。
戸澤 譲

埼玉大学大学院理工学研究科戦略的研究部門

タンパク質工学

戸澤 譲
農林水産省、三菱化学生命科学研究所、愛媛大学を経て、現在は埼玉大学の教員として勤務しております。1998年頃からインビトロ翻訳系を基盤とする研究に勤しみ、いつの間にか二十余年が経ちました。興味本位でのチャレンジに対しいまだに抵抗感がなく、これは農学部農芸化学科の出身であることも幸いしているようです。まだまだ道半ばではありますが、様々な職場での経験より、研究にはチームとしての好循環を生み出す努力と、それを継続する努力が大切、ということを実感しています。社会人となれば、個々人の能力は自律的に伸ばすべきものですが、それでもやはり環境が最も大きく影響します。私のコミットメントが微力なことなどはもちろん大前提でありまして、各メンバーの成長が会社の躍進につながる、という循環を生み出すために、できるだけ陰から、無理なら時に口うるさく鼓舞させていただき、若い人々の自立とEMEの飛躍に貢献できれば幸いです。
寺井 琢也

東京大学大学院理学系研究科

ケミカルバイオロジ―

寺井 琢也
東京大学薬学部卒業、同大学院修了(指導教員:長野哲雄教授)。博士(薬学)、薬剤師。東京大学大学院薬学系研究科助教(研究室主宰者:長野哲雄教授、浦野泰照教授)、日本学術振興会特別研究員(SPD)、埼玉大学大学院理工学研究科特任准教授(研究室主宰者:根本直人教授)などを経て、2020年4月より東京大学大学院理学系研究科化学専攻特任准教授(研究室主宰者:Robert Campbell教授)。
現在までの研究内容は、蛍光イメージングプローブなど光機能性分子の開発、低分子化合物のハイスループットスクリーニングを通じたアカデミア創薬研究、進化分子工学を用いた機能性ポリペプチドの探索と応用、ならびにこれらに関連する基盤技術開発です。
EME社には、ケミカルバイオロジー分野の研究経験や薬学分野の専門知識を活かし、進化分子工学の技術開発やペプチド創薬に関する情報提供、助言で貢献します。
藤本 健造

北陸先端科学技術大学院大学